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2024年08月19日 [アプリ屋さんのIoT]

ブザーとチャイム(1)

アクティブブザー(タクトスイッチ) ブザーとチャイム。両方とも音を出すことによって、何かを知らせる機械です。
ブザーは、一定の音を出力する電子機器。チャイムは、音階を表現できる機器とのこと。

ブザーの例を挙げると、
・エレベータの重量オーバー
・呼び鈴(古い家屋で割と利用されている機械)
・コンピュータ等の異常音
などでしょうか。
電子機器に組み込まれている板を発振させ、音を出す機器を総称して「ブザー」と呼びます。

一方のチャイムの例を挙げると
・学校の始業、終業、最終下校時間などを知らせる
・呼び鈴(物理的な鈴、インターホンなど割と高機能な機器)
・木琴、鉄琴などの楽器(金属やガラスへの衝撃音を利用)
などです。
このチャイムの中で、物理的に一定の音を出す装置を「ベル」と定義されているようです。
ハンドベル、非常ベル、自転車のベルなどが例でしょうか。


さて、今回の回路は、ボタンが押された信号を感知したとき、LEDが光り、ブザーを鳴らします。
この写真では、電源供給の用途でしかArduinoのブレッドボードを利用していませんので、別途電源を準備すればArduinoは不要です。


さて、今回の電子部品は以下を利用しました。
・アクティブブザー( 電子ブザー )TMB12A05
・タクトスイッチ
・LED
・抵抗 ※LED制御用


先にも書いた通り、今回の回路でArduinoを利用する必要はありません。
ここで、Arduinoを無理やり使うために応用例を考えていきたいと思います!


(1)改良1:継続ブザー
簡易版では、スイッチを押されていると時に、回路が通電します。その電気を利用して、ブザーとLEDを光らせます。
この場合、押されている時のみ、動作します。かなり古い家の、呼び鈴に利用されている仕組みを再現しました。

ここでArduinoを使います。ボタンが押されたら、ブザーを鳴らしLEDを光らせるプログラムが作動するようにします。
スイッチを利用時の影響「チャタリング」に関しては、過去の記事、 LEDルーレット(2)を参照ください。
回路を一部変更して、
プログラム内では、ボタンが押された信号が入力されたら、タイマー( カウンタ )を使います。タイマーによって、ブザーを止める様に信号を止めます。先ほどの呼び鈴で例えれば、一度ボタンを押すと、呼び出し音を暫くの間鳴らすことができます。


(2)改良2:ホイッスル
ボタンを押すと、三・三・七拍子を演奏するようにプログラムを書き換えます。
基本は継続ブザーの応用となります。

プログラム内で、タイマーの制御を関数化(部品化)します。
その中で、音を鳴らすタイミングで関数を呼び出します。
あくまでブザー音なので、ホイッスルの様な綺麗な音とはなりませんが、面白い応用例ではないでしょうか?


(3)改良3:切り替えスイッチ
アクティブブザー(スライドスイッチ) (1)、(2)の応用とも言えますが、スイッチを押しボタンからスライドスイッチにしてみました。
回路もスイッチを置き換えるだけで、簡単な改編です。
(1)の継続ブザーは、スイッチを押し続ける代わりに、スイッチのスライドで音を鳴らせます。タクトスイッチに比べると、スイッチを押し続ける必要がないため、音を鳴らし続けるには楽だったりします。

(2)のホイッスルの応用としては、スライドスイッチを切り替え時に、ホイッスルの鳴らし開始を行うことができます。


次回は、ブザーとについて、もう少し踏み込んだ記事にしたいと思います。

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