[アカデミック]
2024年10月14日
読書の秋
10月も折り返しに入りました。
9月も猛暑を引きずり、夜でも蒸し暑く、だらだら過ごしておりました。
10月に入って、暑さ涼しさが繰り返し、やっと涼しさで安定してきた感じです。
来月になると、急に寒さを感じる様になるのだろうと、この良い気候を楽しみたいと思います。
秋の夜長といえば、10月の季語的な存在。
虫の音を聴きながら、夏の疲れを癒したいものです。
私事ながら、暑い時には夜にはゆっくりしたいもの。
ゲーム、動画視聴、デジタルブック他々など、惰性でデジタル機器を使ってコンテンツを楽しんでおりました。
疲れていると、受動的な活動が多くなります。
さて、涼しくなってきた昨今。
先のゲームなども嗜みますが、読書も追加。
小説やコミックの娯楽、啓蒙書や専門書・実用書など、読み貯めていた書籍を読んでおります。
手軽さとデジタル機器の性能の向上などで、デジタル書籍が増えました。
紙の書籍に比べると、場所を占拠しません。
なので、一過的な書籍はデジタルを選択することが多いですが、紙製の本も手放せません。
1点目は、デジタル書籍は目の負担が強いこと。
寝る前に読んだりすると、脳が休みづらく、睡眠の質が落ちることが指摘されています。
ですので、寝る前には紙製が断然向いています。
2点目は、ページの手触り感。
読んでいる最中に、ふと前を読み返したくなることがあります。
デジタルでも、フリックですぐに戻ることもできますが、紙製なら肌感覚でページを戻ることが楽だったりします。
啓蒙書などでは、付箋を複数挟むことができるのも、紙製ならではかと思います。
現在のデジタル環境で育ってきた若人だと、違う感覚かもしれませんね。
さて、授業でデジタル教科書はいかがでしょうか。
デジタル教材のメリットを考えてみます。
PDFのようなページ形式。Webページなどのシングルページ形式(とリンクによるサイト形式)。
デジタル教材は検索が容易であることが一番ではないでしょうか?
紙製の書籍などでは本の最後に索引などがありますが、デジタルの検索には勝てません。
これは、学生にとって学習するうえではとても有意義だと思います。
PDFなど、ページ系では、印刷したときに、ファイリングのしやすさが長所ではないでしょうか。
(デジタル化したことで、印刷での紙の消費が増えて・・・という笑い話を思い出しました)。
最近では、PDFに付箋にメモ、マーカーが引けるなど便利機能が充実しているので、教科書としての利用に最適だと思います。
一方で、サイト形式は、現在主流ではなくなっているように感じます。
ひと昔前であれば、学生個人個人がサイトのトップページからリンクを辿って、目的の情報にたどり着き、そこから教科書としての真価が発揮されます。
PDFに比べると、画像の配置や、閲覧機器によって最適なレイアウトができるのも、良い点です。
上から順番に見ていき、スクロールをしながら、授業や講義を聴くのですから、ちょっと不便でもありました。
このような特徴を持つ、サイト形式は、参考資料を置いておき、時間外に学生への参考に使うのが向いていると思っています。
2点を挙げましたが、要は使い分けるのが最高のパフォーマンスなのかなと思っています。
話が、読書の秋、紙製書籍、デジタル教科書と、話が膨らんでしまいました。
デジタル化の良い点、欠点を見極め、効率の良い使い方を望みます。
これをきっかけに、kindleなどで、読書をされている方は、紙製の本を読んでもらいたいなと希望です。
ハードウェアの教科書は、ソフトウェアに比べると圧倒的に不足しています。
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