2024年05月27日
後付けコンロセンサー(2)
前回、ガスコンロ用に後付けできるセンサー機器を作成しました。
今回は、実際にコンロに取り付けて実験してみました。
トップの写真は、ガスコンロのスイッチを下した時の写真です。
角度とスイッチの状態を確認するためにLEDを点灯できるプログラムを組み込んでいます。
このコンロの場合、ガスの栓が閉じているときは、床面に対して直角。火がついているときは、大体30度程度傾きがありました。
このチルトスイッチの特性上、大体端子が真横から下になったときに、通電します。
ガス栓との位置関係を考え、スイッチがオフの時にLEDが光るように設計したのですが、ガス栓が閉じている(90度)の時が不安定でした。
そこで、発想の転換を行い、チルトスイッチの端子側を栓の外側に取り付けて実験してみました。
チルトスイッチは、その部品の中に金属製のボールが封入してあって、重力等で端子側にボールがくると通電して、スイッチがオンになります。
ですので、ガス栓に少し傾きをつけて、チルトスイッチを装着し、そこから線をマイコンボードに接続しました。
予想より、精度が高く反応してくれて、実験は大成功でした!
次はひねり型のガス栓に対して、どの様にチルトスイッチを粘着させるかを、考えないといけませんね・・・
(特に古い家庭ですと、ひねり型のガスコンロも多いです)
チルトスイッチを複数個取り付けて、マイコンボードで、各スイッチの状態を調べて出力して・・・
とか考えましたが、チルトスイッチを使わなくてもよいのであれば、傾斜センサーで抵抗値を計るだけで実装できてしまうんですよね。
チルトスイッチに比べれば、傾斜センサーは若干値がはりますが、マイコンボードに比べれば、その差は微々たるもの。気にするのはやめて、次のアイデア作品を作った方が有意義ですし、楽しいです。
今回は、マイコンボードを利用しましたが、基盤に半田付けでも簡単に作れてしまうのが、チルトスイッチの良さではないでしょうか。
プログラマ屋視点で見ると、あの条件やこの条件はどうなんだ?とか色々浮かぶので、次はもう少し複雑なコンロセンサーに挑戦しても面白いかと思いました。
内容としては、熱センサーも併用して、空焚きの防止とか。が一番に思いつきました。
今回も無事に面白い機器を作ることができました。
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