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2025年01月06日 [電子機器・検査器]
木材水分計

新しい年に代わり、新しい年神様が護ってくれます。
今年は巳年。
この巳年は、金銭関係が強くなること。
蛇の脱皮が繁栄と成長を表現しているようです。
今現在残されているかは不明ですが、神社で白蛇の脱皮物を財布に入れておくのが、金運アップだとか。
今年の年末年始。
割と長期間を満喫できる人も多かったのではないでしょうか。
今月を利用して、DIY※にチャレンジすることにしました。
作るのは、作業机の拡張。
流石に小学校から使っていたので、サイズが小さい。
そして元の引出し部分に、タワーPCを設置できるような空間です。
※Do It Yourself : 必要なものは自分で作ろう!
ありがたいことに、神奈川県(関東南部:横浜)では、冬場に雨が少なく、乾燥しやすい気候です。
材木に水分がある一定以上含有していると、製作後に歪みなどが生じる可能性があります。
よって、長期間利用する予定の木製家具を作る場合、事前に材木のコンデションを確認しましょう。
本日の機器を紹介いたします(写真左)。
Zhangzhou WeiHua Electronic Co., Ltd.
デジタル モイスチャー メーター(水分計) MD-2G
1%単位、5%〜40%の計測ができます。
説明書によると、木材だけでなく、竹、コットン、タバコ、食品などにも使えるようです。
測定方式には、機器によって「電気抵抗式水分計」「高周波式水分計」「赤外線式水分計」「マイクロ波透過式水分計」等があります。
説明書に記載がなかったのですが、形状から「電気抵抗式水分計」だと思います。
コンクリートなどの水分量には、高周波などを用いた非破壊で計測できたりもします。
写真右側に、比較用としてArduinoなどで利用可能な土中水分計モジュールも撮影しました。
こちらも、いずれ「アプリ屋さんのIoT」にてチャレンジしたいと思います。
この水分計ですが、機器の先端に2本の検針がついていて、その2本を計測対象に当てて利用します。
検針は固く鋭いので、木材に少し刺して測定します。
木材を利用した工作の場合、概ね10%〜15%が適しているようです。
ニスやペンキを塗ることで、水分量を上げないようにもできます。
DIYで利用する場合を紹介しました。
ここからは、モノづくりでの用途に関して紹介していきます。
IoTにて利用される電子基板。
高温に弱いのは知られていますが、高湿度に弱いことを忘れてはいけません。
また、湿度が高くなると、サビが生じやすくなります。
これらの要素は、電子基板の組込時に注意しないといけません。
大型の機器の場合などで、メンテナンス用の口があるとよいのですが、小型の組込みや密閉部などの場合もありうるます。
そこで、電子基板を設置する前に、設置場所の木材の水分量を計ることが、ままあります。
また、電子基板を設置する前に、木材ケースを仮に入れて置き、寝かしておいて水分量を測定。
水分量が耐性湿度を保てるかなどのテストを行います。
最後は、故障発生時に、何が原因かの模索などにも利用できます。
繰り返しになりますが、電子基板は湿度に弱いです。
組込み前のテストや、故障・不具合発生時の要因調査に活躍するでしょう。
世の中には便利な道具がいっぱいあります。
上手に利用して、楽に、面白く制作しましょう!